アンナさんから架空書店へ 「往復書簡」Vol.6

架空書店さん
こんにちは。アンナです。
お返事ありがとうございました。

〇〇の秋にちなんだ選書ありがとうございました。
どれも所見で、面白そうですね!
架空書店さんのおかげで
積読消化が追いつきません。笑

さて、私の秋の長夜5選についてご紹介します。
テーマは喜怒哀楽です。

■喜の秋
ぼくらに月は見えなくていい/櫻いいよ

愛することしかできない女と
愛することができない男の年の差ラブストーリー。
読後、タイトルの意味にニヤニヤが止まりません。


■怒の秋
もう逃げない/林眞須美死刑囚長男
和歌山カレー事件の加害者家族が書いた

今日まで生きてきた時間について。
加害者「家族」とひとくくりにされて、
社会から排除され続けた過酷な反省を綴っています。


■哀の秋
僕はまた、君にさよならの数を見る/霧友正規

人の人生のタイムリミットが数字で見える主人公。
一目ぼれした彼女の頭上に300という数字が見えていた。
0近づくころには、涙が100%溢れてる(はず)。
とても心の温まる作品です。


■楽の秋
合いたい気持ちは言葉じゃなくて
行動で示せ走ってこい/メンヘラ大学生

好きな人が好きすぎる仔羊のみなさまにぜひ!
あ~めっちゃわかる!!!の連呼。
なにより、表現力がとてもすごい。
ページをめくる手が止まりませんでした。笑
あれ、1つ足りない…

最後は「驚」の秋で締めくくります!笑

■驚の秋
鈴木ごっこ/木下半太
共通点「2,500万円の借金」
血のつながらない人々と鈴木家として過ごす。
ラストに背筋が凍ります。笑

というような感じでしょうか!
選書していて再読したい本が
ちらほら出てきました。
たまに振り返るっていいですね。

次のお題!
「架空書店さんにとって読書とはなんですか?」
お返事楽しみにお待ちしております!

ではでは~~~


アンナ

【まだ売ってない本しか紹介しない】架空書店

かつてスティーブ・ジョブズはこう述べています。 「人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ。」 この本屋は、世界で唯一「まだ売ってない本】だけを紹介しています。 この本屋が売っているのは「未知との出会い」 「明日のあなたが読みたいと思う本」があることを願っています。

0コメント

  • 1000 / 1000