Dear アンナさん
こんばんは。
先日は、
感情の旅の3冊
ご紹介ありがとうございます!
「旅にはたった一つしかない。
自分の中に行くことである」
という、
詩人リルケの言葉に
ちょうど触れたところだったので
アンナさんの本のセレクトが
いっそうグッと来ました
さて、
今回は
「泣いた本」でしたね
最も最近泣いた本
といえば
でしょうか?
実用書で泣く
ってバカなの?
って思うかもしれませんが
少しお付き合いください
その本において
初めてオーストリアの哲学書
ウィトゲンシュタインに触れ
その言葉に衝撃を受けたのです
引用の前後を探るべく
を手に入れてきたのですが
まぁ読めないこと、
読めないこと
ここで早くも泣く😂
それでもなんとか
引用部分であった
6月11日の章を探し当て
読んで、号泣😭
号泣ついでに
その章の全文を
ノートに書き写しました
その章は
「幸福に生きよ!」
という一文で締め括られます
正直、
私にはウィトゲンシュタインが
考え、記したことを
正しく理解することは
とてもできないと思いますが
それでもなお、
この「幸福に生きよ!」
という一文は
私の胸に突き刺さりました
よほど精神状態が
ヤバかったのかもしれません。
ただ、
この一文は本当に
私にとって大きくて
確実に自分に変化が起きた
と感じました
おかしな話ですが、
それまでの自分は
「幸福は
出自や環境などに左右されるもの」
という感じで
「自分には関係ないものだ」
と思っていました。
しかし、
「幸福に生きる」
ということは
「自ら考え、選択して、行動する」
という
「自分が主体的に行うこと」
ばかりで、
出自とか環境は
影響こそすれども、
「自ら考え、選択して、行動する
ことそれ自体には関係ない」
と思えたのです。
以前の書簡に書いた
「私にとっての読書とは
確認と変化です」とは
まさに
ウィトゲンシュタインの一節から
もたらされたものだったのです
今日もこうして
アンナさんに伝えたい内容を考え、
書簡を送ることを選択し、
キーボードを叩くという
行動をしている私は
「今まさに幸福に生きている」
と感じていますから、
アンナさんには
本当に感謝しています
今回も
長々書き連ねてしまいました
すみません
次はの書簡では、
小休止を兼ねた変化球として、
「アンナさんが好きな読書のBGM」
について教えていただけますか?
ぜひ、よろしくお願いします
かしこ
架空書店
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