架空書店からアンナさんへ 「往復書簡」Vol.9

Dear アンナさん
こんばんは。
11月になり、
一段、
寒さが増した
感じがしますね。


私からの
「食べ物の本を」
というリクエストへの答えが
まさか
(カニバリズムではない)
「ヒトを食べる」だとは
予想だにせず、
その柔軟な発想というか
展開の仕方に
ビックリしつつも
ちょっと嬉しくなりました(笑)
ありがとうございます!


さて、
私には
「クリスマスに読んで欲しい本」
のリクエストでしたよね。


うぐぐぐっ…。
ド定番である
オー・ヘンリーの
「賢者の贈り物」
しか浮かばない…。
(これを一冊にカウント
とまで言い出す始末(苦笑))


というわけで、
「クリスマスの本の思い出」
にちょっとだけ
変更させてください。


【マイブック】

毎年、
新潮文庫から出る
日付と曜日だけが入っている

ある年のクリスマスに
翌年用のこちらを
贈ったことがあります。

贈った方には
「読書が好き」
とあらかじめ伺っていたものの、
どんな本を贈ったらいいのか
さんざん迷った挙句の
チョイス(苦笑)

とはいえ、
「来年もよろしく」
というか
「あなたの物語に少しでも
私が出てきたらいいな」
という思いもあったりして…。


【ピーターラビットの絵本 贈り物セット】

最新のものとは
色が少し違いますが、
幼少の頃、
本屋で見かけたこのセット。
その時、一目で欲しくなったものの、
なかなかのお値段…。
時勢の物欲に押されて、
ずっと後回し後回しに
なってしまっていたのですが、
○○年後かのクリスマスに
プレゼントでいただきました♪
本当にうれしかったです!


さらに
しばらく後に、
今度は自分で
購入しました。

この2つは
今でも大切にしていますが、
「いいものはずっと待っていてくれる」
と思わされる契機となり、
それ以来、
欲しいものをみる目に
変化があったような気がします。



以上が、
ワタクシ架空書店の
中の人の
「クリスマスの本の思い出」です。


改めて
思い出してみると、
本が絡むと
クリスマスも
意外といい思い出なのかも
と思ったりして(笑)

最後にちょっとだけ
補足して、
サンタクロースのことについて
読んだ話で、
これが一番よかったなぁ
というものを
おすそ分けしておきますね
(既知であったらゴメンなさい)


さて、
アンナさんには、
「読むGo toキャンペーンこと
旅行の本」
というリクエストは
いかがでしょうか?

お返事を楽しみにしています。
寒さ厳しき折、
心身ともにご自愛くださいませ。


かしこ

架空書店

【まだ売ってない本しか紹介しない】架空書店

かつてスティーブ・ジョブズはこう述べています。 「人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ。」 この本屋は、世界で唯一「まだ売ってない本】だけを紹介しています。 この本屋が売っているのは「未知との出会い」 「明日のあなたが読みたいと思う本」があることを願っています。

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