架空書店からアンナさんへ 「往復書簡」Vol.19

Dearアンナさん

先週は今年初の書簡、
ありがとうございます。
年賀状がわりに
楽しく読ませていただきました。

同時に、
架空書店ソラミミ支店にも
ご出演もいただき、
本当にありがとうございます。
初めて
アンナさんとお話をすることができて、
とても楽しかったです。
(実際の様子はこちらから)➡️
往復書簡と同時に、
こちらも
定期的に楽しめるようしたいですね。

松の内に、
積読山は
少し低くなりましたでしょうか?(笑)

自ら購入した本の全てに
カバーがかかっていて
シークレットの本の山
というのは、
面白い試みだなと思いました。


さて、
アンナさんからは、
「読書好きになる
きっかけをくれそうな書籍」を、
というお題をいただいていましたね。

このお題は、
2つに分割して考えたいな
と思います。

まずは、
「読書を好きになるきっかけ」から。

私が読書に関して、
一番だと思ったのは、
「読書はリスクゼロで失敗できる」
という点です。

日本人は
特に失敗を嫌います。

例えば、
学校のテストで失敗する、
仕事で失敗する、
恋愛で失敗する…。
ダメージは
決して小さくないですよね。

しかし、
読書に関していえば、
「図書館で借りる」
という手段を使えば、
読書に費やした
時間的なロスはあるにしても、
コストゼロで
失敗することができます。

せっかく選んだ本が失敗だった
ということも
もちろんあると思いますが、
『失敗からしか学べない』
という言葉があるように
読書は
ある意味で
『安心して失敗できる
数少ない事象』ですよね。
(その割に、
当たった時のリターンが大きい
というのもうれしい)

まずは図書館に行き、
気になった本を
片っ端から手に取って、
ペラペラめくってみる。
読んでみたいと思ったら、
借りて読んでみて
失敗してみる
というのが、
まずは
『読書を好きになるきっかけ』
だと思うのです


それを踏まえて、
『(読書を好きになるきっかけとなる)書籍』
として、
ぜひ推薦したいのは、
ですね。

この本は、
久しぶりに会う
知人と待ち合わせた
コーヒーショップにあった本で、
(まだ新型コロナウイルスの
影響が出る前の話です)
手に取って読んだ
記憶があります。

この本なら
「読書」もできて、
「失敗」も学べて、
まさに一石二鳥(笑)
自分に合わなかった…
という失敗まで入れたら
一石三鳥です‼︎

以上、架空書店の考えること
『読書を好きになる
きっかけとなる書籍』
でした。


さて、
次回のアンナさんへのお題は、
なにがいいかな?
『冬の本』
なんていかがですか?
凍てつくような物語の本でもいいですし、
読めばほっこり温まる本でもいいですし、
ウインタースポーツの本などもありますね。
ぜひよろしくお願いします。
寒い日が続きます。
くれぐれもご自愛ください。


かしこ

架空書店

【まだ売ってない本しか紹介しない】架空書店

かつてスティーブ・ジョブズはこう述べています。 「人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ。」 この本屋は、世界で唯一「まだ売ってない本】だけを紹介しています。 この本屋が売っているのは「未知との出会い」 「明日のあなたが読みたいと思う本」があることを願っています。

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